二見書房
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積ん読本を処分しつつあるGW。
GTDの復習もしています。
上記の本の読書メモ。
自己啓発なんてのは、個人的には自己規定する宗教みたいなもので、
信じても信じなくてもいいんだろうけど、
信じることで、言い方を変えるならば、
考え方を規定してあげることで、
よりシンプルに物事を考える事ができるきっかけになると思っています。
上記の本などを見返して、
タスク管理システム、としての体が強いGTDの裏側には
それなり高所大所から物事を捉え直す、という面を併せていることを感じました。
タスクを見る上でのスケール(高度)
GTDにおける考え方のポイントは、仕事とプライベートは分けない、
ということですが、
その上で、タスクやプロジェクトを意識する上での階層を定義しています。
一つ一つの業務であったり、
ちょっとした複数のタスクから成り立つものです。
いわゆるタスク管理はこの部分がメインなのかもしれません。
いうならば、業務範囲のようなものがこの階層です。
「七つの習慣」における「役割」に近いと思っていますが、
例えば僕であれば、各サイトにおける集客や分析の各業務がこれに当たります
もう少し高いレベルで考えるのが、この階層。
例えば、3ヶ月・6ヶ月・1年で達成すべき、業務ミッションがここに当たります。
プライベートでは例えば長期に計画した旅行などが当たると思っています。
この上の階層のポイントとは異なり、
このレベルのミッションは中期で、かつ「完了」して行くものです。
この階層はより人生において達成したい、みたいな
長期的な概念になります。
ライフタイムイベント的な、就職・結婚・住宅購入なポイントです。
GTDのベースの考えとして、
「未来に関して考えると、変化は現在に起こってくる」という考え方がありますが、
ここを強く、また明確に設定することで、より低い高度のプロジェクトに反映されます。
イベント的には「完了」してもそこで終了するものではないですね。
もっとも高い階層はもはやタスクではなくて、ポリシーみたいなもの。
「七つの週間」的には「ミッションステートメント」に相当するのかしら。
「誠意と寛容を持って他人と接する」とか
「自分は〇〇を実現するために生きている」というような感じ。
プロセスに価値を見いだせるように
人生の本質は目的地に達することではなく、旅をすることにある。
という言い方がされることがあります。
目的や価値観を持った上で、鳥瞰と虫瞰を持って、
「今」自分が行っていることの意味を明瞭に意識出来れば。