アクセス解析を担当していると、
なんでもかんでもアクセス解析で取得できるみたいな勘違いをされてしまうことがよくあります
How to find the best research tool for your campaign - iMediaConnection.com
こちらの記事から、
アクセス解析以外も含めて、サイトで何が起こっているのか
解析するツールの選び方を紹介しています。
非常に長い記事なので詳細は原文をあたって欲しいですが、
- 調査を実施する前にプロジェクトのゴールを確認しよう
- ゴールに近づくために調査・分析したいことをより明確にしよう
- 分析方法の強み・弱み・コストを把握しよう
というのが骨子になります。
Step 1: ビジネスゴールを定義しよう
分析方法を選ぶためにはまず、プロジェクトの目的を理解する必要があります。
どんな分析をするか、より前に、
調査結果をもとに何をしたいのか、
を明確にしましょう。
よくある目的としては、「よりよいサイト」などがありますが、
そんな一般的な目的はあまり意味はありません。
例えば成功している状態と失敗している状態を想像してみましょう。
売上が上がっているのであれば、
製品をユーザーが推薦しているのかもしれません、
あるいはより多くのユーザーが製品に気づいているのかもしれません。
可能な限り明確にしましょう。
できれば数字で目標があればより明確にゴールを設定できるでしょう。
Step 2: 「正しい」質問をしよう
ステップ1で設定したゴールに対して、具体的な質問を上げてみよう。
例えば、
ゴール: 売上の増加
リサーチクエッション:
どんなタイプの顧客がいるのか?どの顧客がもっとも価値があるのか?
ターゲットに対する新規顧客はだれか?分析したいこと:
現状の将来の顧客を見つけ、それに届く方法を探すこと。
最も効果のよい顧客に訴えかけるサイトを作るためのパターンを探すこと。
ユーザーの属性を探ること。
原文ではいくつかのゴールに対するリサーチクエッション、
分析したいことの例があげられていました。
Step 3: 正しい手法を使おう
上記の二つのステップをふめば、
あとは具体的な手法を選ぶだけです。
最後にいくつかの質問を自問自答して、分析手法を選定します。
- どんなデータを利用出来るのか(ログ?インタビュー?筆記調査?)
- 感情的なデータ?認知的なデータ?行動データ?どれが必要か
- 自己申告データが適切か、それとも客観的なデータか
- 定量的なデータが必要か、定性的なデータが必要か
- 分析に利用できる予算やスケジュールは?
まとめ
ウェブサイトを分析する時のツールはアクセス解析だけではありません。
様々な調査ツール・方法がある中、
紹介した3ステップを踏んで調査方法を考えてみるようにしましょう
- ゴールや目的を整理する
- 「しらないこと」や「最も知りたいこと」を明確にする
- 必要なことを知るための適切な調査方法を利用する
調査デザインを考えることはウェブサイトのデザインを考えることを同じぐらい重要です。
インタビューなどのアナログな方法にも多くの有利な点があります。
是非検討してみてください。
ちなみにですが、僕が一番気に入ったのはリンクされていたこのPDFでした。
デジタル・アナログの調査手法がわかりやすく整理されています。