ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

「株式会社自分」としてお金に困らないように

スーパーその日ぐらしというのが我が人生の座右の銘なのですが、段々とそうもいかなくなってくるのが世の中の辛いところです。

少し古い本ですが、最近勧められて読んだのがこちらの本。

改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる (単行本)

改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる (単行本)

 

いわゆる「金持ち父さん」で有名なロバートキヨサキの本です。

今までは、あまり興味がなかったのですが、キャリア観・仕事観にもつながる面白い本でした。

あんまり面白かったので、お借りして読んでたのですが、自分用にも購入してしまいました。Kindle版がない本なので紙版で購入しています。

 

お金との関係性で別れる4分類

まぁ、クワドラントというのは4分類ということなので、タイトルそのままですが、以下のようにお金に対する関係性において、人間は以下の4種に別れるとしています。

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それぞれに関してはいろんな記事でまとめていますが、例えば以下の記事などにまとまっています。

www.o-katekyo.co.jp

例えば、僕はサラリーマンですので、E、つまりempoyedの領域であり、月収をベースにシステムに依存して生活しています。

ここからSelf-employed、Business Owner、Investorに進化することで、豊かな生活を手に入れることができるよ、というのがこの本のコンセプト。

そして、Eからどこに向かうのがいいのか、あるいはどこを経由して向かえばいいのか、というが本書で繰り返し、事例をベースに議論されています。

安定を求めるか自由を求めるか

いちおうロバートキヨサキさんはどのセグメントがダメ、とかは直接的には書いていないのですが、安定を求めるE/S、自由を求めるB/Iとして、結果として金持ち父さん、貧乏父さんに例をもとめています。

まぁ、それ明確にE/Sはダメって言っているのと同じだけどな…

そして、それぞれのセグメント間を移動する際に必要なのは資金でも人脈でもなく、適切なリテラシーであり、リスクを取る勇気であっるというのが本書の根幹にあるものです。

そして、自由であることがアメリカ建国の国是にも沿ったもので、税金に対する反発がアメリカ人のネイチャーである、とまで説いています。

B/SとP/Lを意識して生きる

そして、の4分類と併せて繰り返し説かれているが、貸借対照表です。いわゆるBSですね。

貸借対照表の読み方

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)というのは、「会社が事業資金をどうやって集めて(総資本…右側)、どのような形で保有をしているか(資産…左側)を表すもの」です。貸借対照表で会社の持っている財産や借金を読み取ることができます。下のような表が貸借対照表です。左側で資産を表し、右側で負債と資本(あわせて総資本といいます)を表します。

損益計算書(P/L)は個人で見ることは多く、お小遣い帳に近い部分になりますが、BSを個人で見て、資産を増やす、資産から収入を得るという考え方を持つ頃が大事だとしてます。

そして、いってしまえば個人が銀行になり、資産の売買を続けることでなにもないところからお金をつくり上げることができるというのです。

面白かったのが、財務諸表から個人の昨日・今日・明日が見えるという考え方です。

ロバートキヨサキが作ったお金の流れを学ぶゲームである「キャッシュフロー101」のプレイ例から視るのがわかりやすいかもしれません。

たとえ、今は苦しくとも・・・ | シモジマな人々 - 楽天ブログ

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ここでは支出が「今日」、資産が「明日」、負債が「昨日」を表しています。

つまりこの例では、多くの支払いを今していて、資産も持っておらず、今後も負債から資産を支払い続けることになります。

このポートフォリオを資産を増やし、そこから収入を生み出すことで改善させていくことができるというのが先ほどのクワドラントの考え方であったりします。

ラットレースから抜け出すために

お金を得るためのラットレースから抜け出す≒不労所得によるお金持ちになるために必要なステップをいくつか掲示しています。

  1. 自分の財務諸表を作る
  2. 投資資金を確保する、あるいは確保する手続きをとる
  3. 個人的な負債を減らす
  4. 投資方法を決める
  5. 良き師を見つける
  6. すぐ実行し、失敗をバネにせよ

細かい内容に関しては本書を参照するにしてもBSを個人でつくり上げるのは結構たいへんかもしれません。

最近はマネーフォワードやZAIMなどお小遣いやお財布管理のツールは整理されてきましたが、あくまでも言ってしまえばPLの管理。

このへんは結局エクセルで管理していくのがよいかもしれません。

lifeplantechnique.seesaa.net

例えばこの辺に個人で作成することができるバランスシートがExcel形式で配布されています。

フリーエージェント時代の独立自尊の基礎

当たり前ですが、全般通して本書はあおり気味です。「EもSも結局時代遅れだ、リスクを賢くとって投資家になろう」というメッセージはわかりやすいのですが、少しマッチュに感じてしまうところも多いのではないでしょうか。

一方で、最近は副業が認められる会社が多いなど、サラリーマンであっても本業以外のポートフォリオを組むことが柔軟になってきました。

フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方

フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方

 

ダニエル・ピンク風にいう「フリーエージェント」のような生き方も一般的です。

個人的には転職を繰り返しながら自分にとって適切な職場や環境を探し求めている自分自身もじつはクワドラントのEよりはSに近いのではないかと思っています。

そして、Sであとうと永遠に踊り続けることはできませんし、いつも同じように収入が得られる、評価されるとは限りません。

本書で紹介されている考え方、見方は一面的かもしれませんが、偏狭にならず、一つのHowとして生活の中に取り込んでいけばいいのではないでしょうか。