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ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

プラットフォーマーから見たLINEとの向き合い方

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先日実施されたLINEカンファレンス。僕はたまたま今年はいけませんでしたが、今年から資料もビデオでアーカイブされているのですね。
色々な人がそれぞれの観点でまとめているのですが、プラットフォーマーから見た視点だとこうかなぁと言うのをまとめてみました。

LINEカンファレンスって?


2年ぶりの開催ですが、LINE全体のサービスやビジネスの戦略を発表するイベントです。前回はLINE payやLINE musicなど新サービスの発表がされました。
一応招待制ですので関係者しか参加できない形になっています。

で、今年は何が話されたの?

 
このへんにきれいにまとまっていますが、
という所が主なポイントでした。
前回が新サービスがたくさんあったのに対して、今日はよりビジネスよりの発表が多かった印家があります。
もっと細かいことを確認したい場合には、

こちらに全スライドを貼っている方もいらっしゃいますし、

こちらで動画がみれます。

プラットフォーマーの目線から

さて、すでにいろいろな人がイベントについてはまとめているので、細かい内容は割愛しますが、各ポイントに対して、プラットフォーマーの戦いから考えてみたいと思います。
ここでいうプラットフォーマーとして想定しているのは、ネット上で多領域にサービスを展開する楽天・ヤフー・リクルート、それに準ずるAmazonDeNAGreeと言った企業群や、検索エンジンSNSインフラを持つgooglefacebook、通信インフラを持ち、そこからモバイルサービスを展開する3大キャリアなどを相定しています。
共通した特徴としては、1.クライアントないしカスタマーの強い基盤を持ち、2.多数集まることでさらに強くなるビジネスです。
こういう勢力群が持てるアセットをフル稼働させて争そっているのはあたかも三国志のようで、見ているだけで楽しくなってきますね。

LINEモバイルは回線数が増えるまでは気にしない

LINEモバイル自体に関しては分析記事が以下のようにでています。


いい感じで利益の部分は有料会員にならないとわからないように書いていますが、おそらくは、単体ではとんとんベースで計画を引いていて、しばらくは広宣費もガンガンかけていくかもしれませんが、スケールしてもしなくても途中からは放置するようなのがよくあるパターン。
回線ビジネスは基本的にキャリアが圧倒的に強いので薄利でがんばろうというMVNOは、本業にイケスとして生かさないと単体では生きのこれないでしょう。
そのため、他のプラットフォーマーから見た時に短期的には気にしないでしょう。
システム的にはDocomoの携帯だし、数がでてくれば決裁の対応が必要ですがまぁそれは対したことなさそう。
しかし、これで自前ブランドの携帯を持たないリクルートの動きか特に気になりますね。

コミュニケーションインフラとしてのLINE公式アカウント

ラストワンマイルではないですが、各プラットフォームは中小企業の取りこみにフォーカスしていますが、LINEにとってのそれがビジネスコネクト。

すでにAmazonリクルートは活用をはじめていますが、メールに変わる顧客コミュニケーションとして、大きなポテンシャルを持っています。

今回のカンファレンスではこれに加え、ショップカード、スタンプ、コマ-スの3機能をりりースしました。
これは特に小売業へのインパクトが強く、今まではユニクロやGU、無印良品しかできなかったO2Oを簡単に実現できるということです。
ユーザーは、他のアプリやサービスの追加インストール・利用登録を行う必要無く、LINEアプリ1つで様々なサービスを簡単・便利に利用できるようになります。具体的には、「オートログイン」機能を通じて、当該アカウントをフォローし、サービス利用時にLINEログインに同意するだけで新規会員登録のプロセスを省略することができたり、商品やサービスの予約・購入・問い合わせ時には個人情報入力サポートツール「プロフィール+」機能を通じ、あらかじめLINEに登録しておいた情報をユーザーの意志に基づき簡単に利用・入力できたりするようになります*。使えば使うほど、ユーザーの好みに合わせた情報やサービスをLINE経由で受け取りやすくなり、「LINEポイント」や「ショップカード」対応サービスでは使うたびにポイントを貯められるようになります。
会員機能をLINEに一元化できます。
特に中身は同じで規模が違うLINE@にかんしては、従量課金を無料化しました。


これはLINEにとってはクライアントロックの大事な施策なのでかなり力を入れてくるでしょう。
へたすると2年後ぐらいにはサイフのポイントカードはLINEで管理することになるかもしもません。

これに対して各プラットフォーマーはどうアプローチするべきでしょうか。
DocomoなどのキャリアはB2B営業を強めるでしょう。リクルートもそれに準じます。楽天は店子に対して同じソリューションを開発しないといけません。
このヘんの動きはかなりこの後合従連衡がありそうです。

広告の覇者になれるか

まぁ結論でいうとなれないのですが、LINEの大きな業積の柱になるのが新しい広告の運用広告。
インターネット集客では長らくAdwordsを中心としたSEMが商品として覇権をにぎり、その後GDNなどアドネットワークが伸び、今はFacebookTwitterの広告か伸びています。ここに満を持して登場するのがLINEの広告になります。市場が導入されることで利用クライアントが増え収益も大きくなることが期待されます。
ここに対して、プラットフォーマーとして一番影響を受けるのはヤフーです。
モバイル領域への移管が進んでいますが、クライアントの財布がPCからモバイルに移るタイミングでLINEに一部がアロケーションされてしまいます。
なかなかこれに対する打ち手はみつからないですが、広告主としては選択肢が増える事は歓迎でしょう。

LINEカードはクレジットカードへの布石?

ふつうにコニーのカード可愛いよね。ということもありますが、ポイント環元2%はかなり気合いが入っています。クレジットカード事業は金融ビジネスで参入障壁は高いですがいずれチャンスがあればやるでしょう。そのための基盤にもなりますね。
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こちらの表がプレスリリースにも入っていましたが、いろいろと挑戦的です。
ただ本気でやるには銀行との合弁や、小売/コンビニとの本格的な連携が必要なので、このあたり、上場後の動きが気になってきます。
各プラットフォームとしてはこちらもユーザー規模が集まるか静観ですね。
個人的にはカード事業を始めるまではあまりスケールしないと思っています。

世はまさに大プラットフォーム時代

上に書いたとおり、世はまさに大プラットフォーム時代。日々動きが変わりますし、M&Aのような飛び通具も登場します。ただLINEのような新プレィヤーがどこまで延びるかも含めて斜に構えてみてる分には面白いですし、結果として世の中が便利になっていければ良いなあ、と思っています。
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これからも動きをおっていきます。
ちなみにこの投稿はiPad Proで2日かけて書いています。思いの他使いやすいので本当にぼくの場合にはPCをおきかえるかもしれません。

手書き入力のため誤字が多かったので修正しました。