ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

最短最高のアウトプットを出すために

ここしばらくメンバーが主催する社内勉強会の手伝いをしている中で、安宅さんの名著、「イシューからはじめよ」を再読しました。
今回、比較的若く、資料作りの経験がほとんどないメンバーと仕事をしたので、この本を改めて読んで非常に腑に落ちる感じを受けました。
やっぱ本は必要な時にならないと頭に入って来ないとですね。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

というわけで今回頭に入つてきたことをメモで残しておきます。

犬の道をどこまで歩んでも進化はない

この本でもっとも有名な言葉かもしれないのが「犬の道」

気合いに逃げて仕事量を増やしてもだめ。なんか犬に失礼な気がするけど。
もっとも仕事量を増やすこと自体は必要なプロセスで、大事なことはイシューをどれだけ明確にできるか、ということ。

限られた時間で最大限の効率を

著者はコンサルタントとして短い時間で成果物を出すことを求められていたからかもしれませんが、イシューに包括した1週間の使い方を共有しています。

何を話すのか、何を伝えれば問題が解決するのか、計画して進めれば、ドキュメント作りはスピードアップします。いつもいつも1週間とは言えませんが、僕自身もストーリーを先に作ることで比較的ドキュメントを早く作ることは得意になったような気がします。

イシューとは

じゃ、イシューってなんなのか、ということですが、具体的には

本質的な選択肢であり、深い仮説があり、答えが出せるもの

をイシューの定義とこの本では置いています。
言葉を変えれば、具体的にアクションに落として、行うことで解決に近づける課題のことです。

そして、このイシューをうまく伝えるためにその構造をシンプルにし、比較し、分解し、変化を整理することが大事だとしています。

高回転トライアルが最短の道

また、実際に精度が高い解決策を導き出すためには良い意味ででの多産多死が必要だとも解いています。

60%のアウトプットでも早期にFBをもらって、次回にバージョンにつなげる。最初に紹介した犬の道と異なり、イシューにすこしずつ迫ることで価値の高い回答に進む方法です。
個人的にもとにかくスピードが早いアウトプットだと都合がいいことがあるな、と思っていて、まずは概要を即断即決で伝える。
ディテールはあとで、ということを心がけています。

聞き手の立場に立たないとバカにされる

最後にすこし長いですが、メッセージを伝える時に大事にしないといけない考え方を引用しておきます。

どんな説明もこれ以上できないほど簡単にしろ。それでも人はわからないと言うものだ。そして自分が理解できなければ、それをつくった人間のことをバカだと思うものだ。人は決して自分がの頭が悪いなんて思わない

この通りだと思いますし、たとえ賢い方でも体調が悪い時、時間がない時でもわかってもらうように整理する必要がありますし、ましてやアクションに結びつけるためには課題と解決策をひも付けて明確につたえていくことが必要です。
たまたま今回はアドバイザリーとして勉強会に入ったのですが、この本を読むにつれ、資料作り、仕事の進め方の難しさ、奥深さを思い知ることができるいいきっかけになりました。