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ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

iPadで読む「オープンソースで学ぶ社会ネットワーク分析」

オープンソースで学ぶ社会ネットワーク分析

電子書籍でしか扱っていない本ですが、最近Pythonにはまっているのと、新しい仕事のテーマにも関わっているので、目を通して見ました。

端的にいうと面白いですが、僕には少し難しかったなぁという印象です。なにしろPythonのまともなコードはまだかけない状態なので、もう少し、自分のプログラミングの知識が上がった上で再読したい本だと思っています。


本書は社会ネットワーク分析の基礎理論への理解を、オープンソースプログラミング言語Pythonを使って体感しながら深めるための書籍です。ソーシャルネットワーク分析の背景となる理論を学びたいスタートアップ企業や、社会学の理論をプログラミング言語を使って実践的に研究したい研究者などにとって、役立つ知識を学ぶ助けとなります。なお本書はEbook版のみの販売となります。

と書かれている通りですが、ネットワーク分析の各種セオリーを紹介した上で、そのロジックを扱ったスニペットコードを紹介、実践しています。

例えば上記の図は9・11のテロリスト達のネットワークを可視化したものです。社会的帰属意識で結びついた彼らを特定の属性に持ったノードの組み合わせによって、プログラムによって、再現し、図示しています。

その後もいろいろな例が出てきますが、国家やコンピュータ、組織間のネットワークを各セオリーと共に繰り返す紹介し、合わせてコードと共にビジュアライズして見せています。特に6章はバイラルでの事物の流行、すなわち、ある現象がなぜ流行るのか、あるいはなぜキャズムを超えていくのか、というテーマに取り掛かっている。

一方で、なぜ、という観点をビジネス的に咀嚼するというよりは、基本的なセオリーとそのコーディングに拘泥してしまい、残念ながら、マーケティングを行うものにとっては、知的好奇心を満たす以上の価値を見出すことは難しいかもしれません。

※もちろん、僕の理解レベルが低いからそういう印象を持ったのかもしれませんがw

電子書籍でしか扱っていないのも少しマニアックにすぎるというのもあるのでしょう。少しずつメジャーになっているとはいえ、Python自体もまだまだGoogle言語というブランド以外には意外としられていないですし、研究者のかけ出しがおそらくはステップとして読むべき本なんだろうなぁという感想を持ちました。

ただ、いずれにしてもこういった本を電子化という手段で世の中に出してくれるオライリージャパンは素晴らしい取り組みだと思います。スペースという観点でも検索性という観点でも、個人的には電子化書籍がある場合にはそちらを選ぶつもりでいます。

残念ながら、まだ画一的なプラットフォームがあるわけではありませんが、ぜひ、、継続的にとりくんでいただきたいものです。