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ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

iPhoneアプリでアクセス解析は認められるか?

活用


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<追記>

衰弱堂さんからコメントをいただきました。

最新の規約では見直しが入っている可能性もある、とのことです。

調べて続編を書こうと思います。

<追記終わり>

最近社内で話題になっているのでメモ。

iPhone Developer Programの改定を受けて、

アプリケーション内での計測に関して制約が設けられるなんていう噂があります。

衰弱堂雑記: Webアナリストが注目すべきiPhone Developer Programの改訂

 深読みするとiAdプラットフォームの立ち上げに関連して、ユーザ行動に関するデータの取得元をプラットフォームに一元化しようとしているようにも思えます。カスタマー・ビヘイビアに関するデータをサードパーティアプリで取得し活用することに制限を加えている、とも読める。

 ちなみに改訂前の2010年3月9日付けのものと思しきAgreementのPDFファイルがELECTRONIC FRONTIER FOUNDATIONというサイト(Agreement改訂に関する記事)にあり、当該項目は"User Interface and Data"に関する3.3.5~3.3.6、"Local Laws, User Privacy, Location Services and Mapping"に関する3.3.7~3.3.11でざっと見た感じでは上記の制限は過去には含まれていなかったようです。

 現時点でこれを読んでいても、個人的にはちょっとどういう影響を与えるのかが見え切れていません。ただ、エリック・ピーターソンが「WebAnalytics 3.0」という名前を付けて素描した(関連記事:「エリック・ピーターソン『WebAnalytics 2.0』」)、「端末のユニークIDによる特定や位置情報と結びついた特定をいかしたユニークな機会」であったり、「WebAnalytics 2.0」の「イベントベースでの計測」といったオーソドックスなアプローチに対する足かせになるのでは、という懸念は否めません。

と、衰弱堂さんでも紹介されていました。

元ネタを見てみた

これの元ネタは

Eric Kerr | Updated: New iPhone Developer Agreement Bans the Use of Third-Party Analytics and Servicesこちらの記事ですが、アクセス解析というか、ユーザーの情報を取得・収集する機能が制限されることに関して触れています。

とはいえ、ベースはロケーションサービスにおけるユーザー情報に関することなのかなぁと思っていたら、


上記の記事でも紹介されていましたが、こんな記事も。

Apple keeps ad networks, analytics companies in suspense | VentureBeatこちらによると、FlullymotallyDistimoというアクセス解析を使っている場合に

アップルからアプリケーションの承認がおりないという話のようです。


Flullyを使った開発者からの匿名のタレコミで

> We’ve reviewed your

> application and determined that we cannot post this version of your iPhone

> application to the App Store. It is not appropriate for applications to

> gather user analytics. Specifically, you may not collect anonymous play

> data from a user’s game. A screenshot of this issue has been attached for

> your reference.

>

> In order for your application to be reconsidered for the App Store, please

> resolve this issue and upload your new binary to iTunes Connect.

とアップルからメールを受け取ったということなので、データ収集機能を削除するように指示がでたようです。
真偽も顛末もこれだけではわかりませんが、場合によってはアクセス解析をすることがアプリでは不要になるタイミングが出てくるかもしれません。


とはいえ現実は

一方で、すでに市場で公開されているアプリケーションの多くはすでにGoogle Analyticsだったり、

SiteCatalystが組み込まれているので、

例によって、Appleも全アプリに対して一様な適応をしているようには見えません。

少なくとも今日・明日という段階で強烈な規制がかかるようなイメージは持っていませんが、

アプリの実装の範囲で基本的な機能利用のカウントなどはできるようにしておいた方がよさそうです。

良いアプリ・サービスを作るためにはユーザーからの情報収集によるPDSは不可欠なので、

こうした制約はApple自身の首を絞めることにもつながりかねません。

SiteCatalystをもつ、AdobeAppleの関係はあまりよろしく有りませんが、

この面では、あまりぶつかってほしくないですね。