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ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

【書評】SEOはもはや黒魔術ではなくて技術にすぎない

SEOアクセス解析は切っても切れない関係です。
単純に施策と分析、という関係だけではなく、
SEO対策として内部遷移・URL構造を整理されたサイトでないと
うまく計測できない、ということはよくあります。

 

こちらの本には残念ながらアクセス解析を使ってどうSEOを改善するか、
はあまり詳しくは書かれていません。

ただ、SEO担当者が、技術面において知っておくべきこと、
知っておいた方がいいことを網羅的にまとめており、
僕自身非常に勉強になったオススメの本でした。

SEOはマーケティング担当者だけのものではない

というのが、本書の骨子だと思っています。
検索エンジンの技術的な仕様を理解し、
クローラーをいかにコントロールするか、というのが大きなテーマになっていました。

特に3章・10章・11章・12章は
マーケティング担当者にも技術者にもあまり知られていない視点を紹介しています。
知らずにサイトのマーケティングパワーに大きな悪影響を与えかねず、
マーケティング担当者が正確に理解することもそうですが、
技術者からも指摘してあげられるのが望ましいのではないのでしょうか。

 

SEOを見る6つの数字

また、この本では、
SEOに関連するアクセス解析ではとれないデータをどう取得するのかについてもまとめてあったので、
この本の一部の紹介もかねて、まとめてみます。

クローラーからのアクセス

先日、ブログでも紹介しましたが、
最近ポピュラーであるビーコン型のアクセス解析ではクローラーを計測することができません。
クローラーJavascriptを理解することはできませんし、
PV課金のソリューションであれば、計測することでコストが大幅にかかってしまうことも
考えられます。

本書では簡単にログの取得の仕方について紹介しています。

Apacheの生ログを利用することでこうした普段は見ることができないクローラー
アクセスを分析することができ、
例えば、新しい検索エンジンクローラーの動きを見ることができます。

 

インデックス数

インデックス数は検索エンジンクローラーを使った取得したURLの数の事です。
検索エンジンは別にユーザーがキーワードを入力する際にインターネットを検索するのではなく、
インデックスの中で適切なURLを探します。

インデックスに含まれないURLは検索エンジンから見れば存在しないとの同じなため、
どれだけインデックスに自分のサイトが含まれているのか、
というのが大事になります。

本書ではyahooおよび、Googleにおいて、この数値を取得する方法を紹介しています。

ヤフーの場合には、サイトエクスプローラーで実際にインデックスのリストを取得することができます。

サイトエクスプローラー(サイト管理者向けツール) - Yahoo!検索

WS000000

また、Googleの場合には、
検索エンジンコマンドを使った取得することができます。

site:logmania.masakiplus.net

例えば上記のようなコマンドを打つことでGoogleの持っている
インデックスの一覧と数を取得することができます。

 

被リンク数

被リンク数とはその名の通り、
リンクをどれだけ他のサイトから取得しているか、ということを表しています。

Google・Yahooともに、ウェブ上の画面で取得することができます。

yahoo:サイトエクスプローラー(サイト管理者向けツール) - Yahoo!検索

Googleウェブマスターツール

グラフィカルな形でどちらのツールからも取得できます。

 

PageRank

ページランクGoogleのみで使われているページの重要度の指標です。
ウェブページのランクという意味ですが、
PageRankの”Page”はGoogleの創立者、Larry Pageの名前もかけています。

0から11の数字で、サイトの価値の評価を示している指標です。

Googleツールバーをインストールすることで取得することができますが、
ツールバーをインストールすることができなければ、

Google PageRank Checker - ページランクを調べる

などのサービスで取得することができます。

 

検索順位

検索順位とは、そのままですが、
ユーザーが検索を行った際に自分のサイトがいったい特定のキーワードで何位になっているか、
を示した数値です。

特定のキーワードからの検索順位の上下に一喜一憂している担当者も多いと思います...
ただ、順位はあくまでも一つの指標であって、
5位が6位になったことに対する成果への影響は限定的です。

場合によっては相性が良くないキーワードで意図せず1位を取っているよりは
相性のよいキーワードで確実に10位以内に入っていることの方が大事なことも多いと思います。

とはいえ、モニタリングすることで検索エンジンの動きをしることもできる大事な数値でもあります。

検索順位チェックツールGRC

のようなツールで簡単に取得することができますが、
こうした検索順位結果をアプリケーションで取得することは検索エンジンでは推奨していません。

本書でも紹介していますが、

あまり多くのキーワード、サイトで調査をかけると、
アクセスしているドメインやIPからのアクセスを制限される可能性があります。
例えば、ある部署が大量にアクセスをすることで、
全社員が検索エンジンにアクセスできなくなることも想定できます。

視聴率

本書では簡単に紹介していますが、
ネット視聴率データを使うことで競合も含めた、
検索エンジン・検索キーワードの分析を行うことができます。

最近は無料で
Google Ad Planner:https://www.google.com/adplanner/planning/site_profile

などで無料でデータ取得が可能なので、
競合への流入キーワードなどの目安として見ることができます。

WS000001

 

マーケティング担当にも技術者にもおすすめです

景況もあり、
まだまだ大規模な集客はどのサイトでもかけられないと思います。
また、検索エンジンの利用ユーザーは年々増えています。

SEOというと少し、マーケティングにおいては「黒魔術」に思われている部分もありますが、
技術的なアプローチで解体することで、理解をより深めていくことができると思います。

  • 自分の行っている施策に自信を持つ
  • 自分の行っていることが悪影響を把握する

という二重の効果を得ることができるでしょう。
そういう意味でも良書だと思います。