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ログマニアックス

日々学んだこと、気づいたことをメモ代わりに残していければ。カバー範囲は割と広めです。

【Ad Tech Tokyo 参加メモ】 tokyo innovationでみたすごいプロモーション

情報

Tokyo Innovationでは、
国際的にも高い評価をされている4人のクリエイターから
それぞれの最近の作品とその作成の背景が語られていました。

パネルディスカッションかと思ったのですが、
各自でのプレゼンテーションでした。

「広告は役に立ち一方で、魅力的でなければいけない」という
モデレーターの杉山 恒太郎さんから紹介で各人が10分ずつしゃべりました。

 

中村 勇吾

最近の仕事としては、MoriswaFontでの仕事として、
Font Park 2.0を作成しました。

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インタラクティブにウェブが動くのが面白く、
他のユーザーが作った作品をアニメーションで連続してみることができるのも
特徴とのこと。

日本語の美しさが反映されたものになっています。

 

一方で、今回の作品には同じMorisawaFontでの作品を作られた、
ジョン前田へのオマージュが込められています。

 

伊藤 直樹

BigShadowでは、
ノンバーバルな身体表現を広告の中で、表現したかったとのこと。
屋外広告をインタラクティブに実現したかった。
いうならば、遊園地を渋谷で作りたかったという。

最近の作品としては、love distancceがある。
これはコンドームのCMで薄さを表現するものだったが、
リアルなカップルを使って長い期間でのロケをして作品を作っている。

この作品では2009年カンヌ国際広告祭フィルム部門で、
日本では13年ぶりとなる金賞を受賞した。

 

 

田中 耕一郎

世界の広告賞を総なめにしているユニクロックの制作者。
ユニクロックでは催眠的、とかヒプノティックという表現で評価された。
早わかりしない広告として、作成したが、最初は表現方法に迷ったという。
どう表現するかに迷い、クライアントにつまんねぇといわれたことも。

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だが、作成過程の中でどんどんのめりこみ、
最後はスタッフに怖いといわれたぐらい。

 

岸 勇希

4人の中ではただひとりの代理店(電通)勤務のクリエーター。
ソニーレコードとのプロモーションに際して、
携帯でみないとわからない動画の作成に調整した。

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携帯はコミュニケーションの手段にもかかわらず、
同時にコミュニケーションを遮断するときもあるので、そのギャップに挑戦したかったという。
最後のため、プレゼン時間が極端に減ってしまったのが、
聴衆からみていても残念でした。

 

質疑応答

時間の関係上、質疑は電通の部屋で別途行いました。
次の講演があったので、1点だけ、質疑をうかがう機会がありました。

ROIと新規性をどう折り合いをつけるのか

中村 勇吾さんを中心に回答していました。

ROIは考えたことがない。
芸人みたいでだめだったら退場でしょうがないと。

という中村さんに対して
他のクリエイターも

確率論的にはできないですが。 PRの提案をする。
可能性をかたるようにするが、どういうリターンがあるのか約束できない。

という話があったり、

可能性の話をするとクライアントがそれをわかる場合もある。クライアントのインテリジェンスにのっかる場合が多い。

であるとか、

作り手と仕事の葛藤はある。
すいません、私をかってくださいとしかいえない。結局過去のワークに左右されてしまう。
効果だけで評価されることには違和感は強いが説得は難しい。

と話されてていて、費用対効果がシビアに問われる最近の
広告業界を反映していました。